2022年4月26日6 分

【SC限定】月刊サンKスポーツ 2022年4月号

【大成日誌vol.16 『変化の連続』】

4月は新しいスタートの月。

皆様は身の回りで何か新しい事が始まりましたでしょうか??

2022年4月17日でキックボクシングジム3Kは1年と7か月となりました。

そんな時間の経過と共に私の周りで起こった新しい出来事と言いますか、変わり始めた事を今日はお話させていただきます。

3月に試合をさせていただいた海杜選手と小田選手はジムが出来てから出会えて、今プロキャリアを初めから一緒に歩めている選手たちです。

そんな彼達も出会った当初と比べ、勝負する次元も着実に変わり始めました。

まさに前戦はそのような試合で逆転KO負けとなった海杜選手。

いよいよ本当のプロとならなければいけない厳しい段階に直面。

しかし、本物のプロを目指す上ではいずれかのタイミングでこれは訪れるのですが、私の想像よりも遥かに早く辿り着きました。

そして大阪で着実にキャリアを重ねる小田選手には、いよいよK-1への路が見えはじめました。

ジムが出来てからプロとなったこの2選手がこの3月で新たなステージへ。

そして、この春から高校生となる2選手が岡山と福岡から3Kの門を叩きました。

まだまだジムとしても選手としてもキャリアの浅い私達ですが、こういった変化は自分達の活動が全国に着実に届き始めている証拠ではないかと感じ、とても胸が熱くなりました。

K-1甲子園で人生を変えた私達と被る事もあり、新しく入ってくれた高校生の2選手に対してもとても期待しています。

拳成と魁成を含め、全ての選手に言いたい事なのですが、3Kを選んでくれた事に感謝でいっぱいです。

だから選んでくれた事に精一杯応えることで、これからも一緒に歩んでいきたいと思っています。

そんな私たちには、この先歩み続けたらどんな壁が現れて、どんなステージ待っているのでしょうか?

始まりの季節に、わからない事に対して臆病になるのではなく、ワクワクしていきたいですね。

高校生、キャリア序盤の選手、プロ、と幅広く揃った選手たち。

ジムにも歴史が生まれ始めた今、さらに新しい事へもチャレンジしていきたいと思いますので今後も目を離さずにいてください!

SCゴールドメンバーの記念品として送らせていただいた特製スーパーカップのフタにもあった『夢を叶える』。

その事を生活の第一優先に、私はあのスーパーカップは拳成か魁成がチャンピオンになったら食べるので、皆さんもお好きなタイミングで食べたり飾ったりしてください!

これからも宜しくお願い致します!

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追記:こちらの記事を書き終えてから、拳成がトレーニング中の怪我でドクターストップとなり試合を欠場することとなりました。

今回の試合を楽しみにしてくださっていた皆様、何より対戦予定の相手選手であった稲垣選手並びにK-1ジム大宮の皆様。本当に申し訳ございませんでした。

ここにきて、このタイミングでの怪我は、正直目の前が真っ暗になりました。

未来の為に歯を食いしばって苦しい決断を迫られました。

でも、きっと1番辛いのは選手本人であり対戦相手の稲垣選手もそうだと思います。

この怪我は、私達に何を伝えたかったのか。

意味のある事にしないと前に進めません。

拳成自身はもうリハビリを開始しています。

これまで何度も食いしばってきて、その度に根性はついてきたと思っているのでここも頑張ります!

次、拳成がリングに上がる時は今以上の想いをぶつけてほしいですし、応援してくださっている全ての方々へ試合でこれまでの想いを届けてほしいとそんな未来を今は願っています。

骨折なので少々時間はかかりますが、気合いで乗り越えて行きますので心待ちにしていただけたら幸いです。

近藤大成

【大きな山を目の前に、ブレーキではなくアクセルを】

こんにちは、奈良坂です。

先日、拳成選手の試合欠場が発表されました。

今回直前の拳の骨折ということで仕方ない部分はあるものの、久々の試合に多くの方が楽しみに待っていただいていただけに、その期待を裏切る形となってしまったことに非常に心苦しく思います。

期待して楽しみに待ってくださっていただいた皆様、改めて大変申し訳ございませんでした。

今回の欠場に関して、

拳の骨折なら流石に仕方ないという考え方もあれば、

プロの格闘家として欠場なんてもっての外。決まっていた試合がある以上やりきらなければいけない、

という考え方もあると思います。

答えは人それぞれだと思いますが、アスリートとしては「骨折だから仕方ない」で終わらせるのだけはいけません。

どうすれば怪我を防げたのか、

怪我を押しての出場でも、勝てるほどの実力差をつけることは出来なかったのか。

無茶苦茶な話のように聞こえますが、プロを続けていればタイトルマッチや、この夏のTHE MATCHでの武尊選手・天心選手のように絶対にキャンセルできない試合もやってきます。

どんな時でも自分にベクトルを向け続けることが成長の第一歩です。

プロの世界では一勝一敗がその先のキャリアを大きく分けていきます。

階級変更でアラン・ソアレス戦で華々しく復帰を飾った魁成は、夏にはおそらく次戦を戦い、今年の後半にはスーパーライト級のKrush、K-1のベルトに向けて一気に歩みを進めて行くことになるでしょう。

デビュー戦で一つ目の手にした山口選手は、次戦で早速2つ目のベルトに挑戦。

空手界の後押しもしっかりと味方につけ、堺で行われる次戦にはなんと300名近くの応援もかけつけます。

この試合を乗り越えれば間違いなくK-1への道も開かれる筈です。

そして、先日Stand Upで見事厳しい試合においてもハートを見せつけ勝ち星と大会MVPを手にした小田選手。

初めての東京での試合で難しさは感じていたようですが、常に自分の限界に挑み続ける彼の持ち味が、今回の経験もすぐに自分の力として吸収する筈です。

今の姿勢を崩さない限り、小田選手が大舞台に上がるのは時間の問題です。

このように、勝ち続ける選手たちは歩みをどんどん進めていきます。

コロナ禍の影響でチームとして停滞していた取り組みも、ここから今年の後半にかけて色々なニュースを一気に届けられそうな気配を見せてきています。

今回欠場となった拳成選手はじめ、前の試合を落としてしまった海杜選手、横野選手も、ここで勝っている選手たちやチームに置いて行かれるわけには行きません。

勝つために一番必要なのはリングに上がること。

勝っている時には勝手に物事は進んで行きますが、負けた時こそ大きくアクセルを踏まなければ。

大きく踏み出して、誰も振り切られることなくこの山を超えたいです。

勢いに乗って勝ち続ける選手たちにも、リベンジ組にも是非ご注目下さい!