2022年11月30日4 分
月刊サンKスポーツ 2022年11月号
【大成日誌vol.24 『新しい風』】
サポータークラブの皆様こんにちは!!
今年も残りわずかです。
10月は3Kにとって少なく1試合のみでした。
ですが、その1試合が、私にとってとても思い入れのある早田吏喜選手のデビュー戦でした。
早田吏喜選手の経歴については以前お話させていただいたのでご存知かと思うのですが、
まだジムがオープンして2年というタイミングにも関わらず、地方の夢を持った選手に知って扉を叩いていただけた事が嬉しく、プロデビューまでちゃんと一緒に歩むというところまでまずは今回残す事ができました。
高校一年生で、出会ってから半年後にはプロデビュー。
文字にするだけでもわかりやすくポテンシャルを感じさせてくれます。
3Kに入る前から、そして共にトレーニングをするようになってからも、彼自身が『格闘技が好き』という気持ちで頑張り続けてきた結果が、このプロデビューを引き寄せたのだと感じています。
そんなことを思いながら試合に向けて毎日トレーニングを積む日々を過ごしていたからこそ、この試合へは自分の選択に後悔したくないという思いをぶつけることだったので、テーマは『楽しむ』でした。
試合内容としても、しっかり楽しむ事を忘れずやりきってくれたのでとても良い内容と思いました!
今回のセコンドは、福岡で離れ離れに暮らす弟さんに特別に着いていただいていたため、試合後の弟さんとの抱擁も見ていて胸に響くものがありました。
きっと兄として負けられない気持ちもあったでしょう。
格闘技を通じて叶えたい夢がある選手の想いを知り、それを叶えたい一心で今私は生きています。
7月のトーナメントの敗戦も。
8月の敗戦も。
どちらも死ぬほど胸が苦しかったです。
このまま3Kは綺麗事を言うだけ言って終わるのか?という不安でだいぶ参ってしまっていた中で9月も煮え切らず、この10月を迎えたので、夢を持った若者の勝利で少し風向きが変わった気がしました。
この勇気を明日の活力に。
そして、積み重ね必ずチャンピオンへ。
私達は、いつも詰めが甘い。
最後の最後まで全力で。
沢山の夢が3Kでは始まっています。
12月は師走の試合ラッシュ!年内最後まで頑張ります!
【試走】
こんばんは。奈良坂です。
早くも今年も残りわずか。
そんな残り僅かな2022年ですが、間も無く訪れる3Kの12月は、【師走】ならぬ【試走】。
山のように訪れる試合に奔走する12月となります。
さて、以前もお話ししたかと思いますが、TEAM3Kという枠組みは、キックボクシングジム3Kの中でもあくまで日本のトップ団体に定期参戦する選手たちとそれをサポート、プロモートするチームです。
現在でいうと、
拳成、魁成、都筑海杜、山口翔大、瑞貴、そして先日発表した陽勇の6名がこのメンバー。
『3K』の原点である、近藤三兄弟もうかうかはしていられません。
定期参戦と謳っている以上、拳成選手も怪我があったとはいえ試合が空いてしまっているので、K-1との調整もありますが次戦の決定を今か今かと待っていますし、これまでジム・チーム内で圧倒的な存在感であった魁成選手も、空手界からの黒船としてK-1界でどんどんと存在感を高める山口選手に対して負けていられません。
(魁成のSNSを追っている方はお気づきかもしれませんが、今までやってこなかったようなフィジカルトレーニングも入れて現在肉体改造中です)
今までTEAM3Kで唯一のRISEファイターであった都筑選手も、いきなりのRISE WORLD SERIESから期待感を抱かせる同じく空手界からの後輩である陽勇選手に対して、先輩として示すべきものを見せなければいけません。
付き合いの長さなどでスタッフも選手たちに各々思い入れはありますが、皆が頑張っている以上、プロとしては名前ではなく選手の本気や結果に向き合わなければいけません。
(結果というのは、精一杯やっている中で出ない結果にも)
個人競技である以上、共に支え高め合う仲間でもありながら常に競争相手。
日々こうした刺激を受けられる状態になってきたことで、いよいよステージをあげられる瞬間が見えてきたのではないでしょうか。
ここに名前がない中でも、
KNOCKOUTでなかなか結果が出ずプライベートも慌ただしくしていた横野選手も、環境を改め関西で結果を積み重ることで全国の舞台に再進出を果たす準備を着々と進めています。
小田、早田、虎太朗とK-1の舞台への定期参戦を狙う若武者たちは、やってくるチャンスに対して涎を垂らして待っているような状態。彼らの意欲や熱量は今の3Kのガソリンでもあります。
※K-1運営のミスで早田選手はTEAM3Kと所属表記されてのリリースでした。
3Kはまだメジャー団体のベルトが一つもない駆け出しのチーム・ジムです。
『良い選手』では、この厳しい世界では残っていけません。
代表が少し前に言った通り、数年後ここから何人が残っていられるのかも全くわからない世界。
外のサバイバルに負けないくらい中にも競争があれば、外に出た時により強い存在でいられるでしょう。
お互いに火を灯す存在であれるように。
今年最後のラッシュも是非応援よろしくお願い致します!