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近藤拳成 試合直前インタビュー「シンプルに試合と結果で示したい」

来る9月17日(日)、和泉シティホールにて開催されるAJKNにおいて、スーパー・ライト級タイトルマッチ 対 森本現暉 選手戦に臨む近藤拳成選手に試合直前インタビューを実施致しました。



アウェーとかはなく、大阪での試合は心強い


インタビュアー(以下、Q))今回の試合はプロになってからは初のK-1グループ外の試合ですね。何か普段との違いのようなものは意識されていますか?


近藤拳成 選手(以下、拳成))最初はアウェーかもしれんなと思っていたんですけど、多分今の段階*でも少なくとも50人近くの人に応援に来ていただけそうな感じで、あまりアウェーとかはないのかなって思っています。

東京で毎回試合をするとなると応援する方も交通費とか色々かかって毎回は結構大変なので、むしろ大阪で大勢来てくれることは心強いし、嬉しいです。

K-1大阪に出た時なんかは入場の時にみんな花道に来てくれたりもしたんですけど、今回は会場が客席1000名くらい規模のなので、その中でも自分の応援が大勢いると思うと心強いです。



Q)プロになってからの大阪の試合は今回で4回目でしょうか。


拳成)はい、K-1大阪が2回、Krushが1回なので今回で4回目ですね。



Q)全国的に今は関西の選手も増えているし、Krushとかも関西に来てくれたらいいですね。


拳成)大阪でのKrushは出たいですね。流行らせたいです。大阪でKrushっていうのも以前はあったんですけど、コロナで無くなってしまったので。

来年とかやったらもしかしたらまた復活するかなと思って期待しています。



Q)今はK-1にもかなり動きがあって色々新しい取り組みも見られるのであるかもしれませんね。


拳成)前回のKrush大阪は会場が住吉区で僕の家からもめっちゃ近かったんです(笑)会場は後楽園ホールよりちょっと狭いぐらいの規模だったんですけど、結構お客さんの入りも良かったのでアリだと思います。




何より心がめっちゃ元気です(笑)


Q)話は今回の試合に戻るのですが、前回の試合では2年のブランクがあったとは言え計量を失敗してしまい、今回の試合はK-1グループ外での試合でもあります。勿論それが全てではないかもしれませんが、どこか禊的な意味合いとも取れるマッチメイクなのかなとも取れます。前回の計量を失敗してしまって、当時とその後どういう心境だったのでしょうか。


拳成)正直まさか自分が計量オーバーするなんて思ってもいなかったので、試合終わってから2週間ぐらいは結構凹んだというか、普通のメンタルじゃなかったなと今振り返れば思います。



Q)そこからどう整理されたのでしょうか。


拳成)関係者の方々や応援してくれている人、ファンの人たちには本当に申し訳なかったんですけど、その状況になっても「応援しているから切り替えていきや」って声をかけられたらもうそんなこと言っている場合じゃなくて。

正直、試合前は「何でこんなしんどいことやってんのやろ」ってずっと孤独に感じていたんです。ただ、計量オーバーしてしまった時にそれでも励ますメッセージをくれる人や東京まで足を運んでくださる方もいて、「なんとかしてこの人たちを少しでも喜ばせたい」と思い、沈んだままのメンタルで行ったら何も出来ないのはわかっていたので吹っ切れて当日は向き合えました。

色々ネガティブな意見もあったと思うし今もあると思うんですけど、そういう言葉を気にするよりも一度失敗して裏切ってしまった上でも応援してくれている人がいるので、まずは何よりその想いに応えないと、と思って試合後は再開しました。



Q)人の意見を変えるのは簡単でないですもんね。そこからの取り組みとして何か今回変えたり意識してやっていることはあるのでしょうか。


拳成)前の試合は2年ぶりの復帰戦というのもあって、復帰すると決めた以上周りの人には良い感じとはずっと言っていたんですけど、久々の試合や減量自体も久々っていうのもあって正直これまででも一番メンタル追い詰められていて…。

今までは上手くいっていたのもあって我流みたいな感じで進めてしまっていた部分もあるんですけど、それが上手くハマらなかったのをトレーナーの萩さんと改めて一から見直しました。食事の内容からカロリー計算、トレーニングの中身も考えて変えてやっているので、おかげでかなり順調でだいぶ楽になりました。

これまでは無理矢理ランニングで落とそうみたいなことを結構やってしまってもいたんですが、今はそういう無駄なこともやっていないので順調に体重も減った上で気持ちも楽になりましたね。残りの期間もしっかりトレーニング出来そうです。



Q)選手として前向きな変化に繋げられそうで良いですね。


拳成)前は動かなきゃいけないのに動かれへんみたいな状態になってしまって、それがメンタル的にもめっちゃキツかったんですけどそれが無くなりました。

例えば今の時期は1600カロリーぐらいを1日で取っていて、普通に食べていて結構お腹膨れるな〜と思っていて計算してみたらまだ1400カロリーぐらいだったりもするので、そういう時は間食でゆで卵やムネ肉をちょっと食べたり出来ています。

運動の量に対して落ちている幅がデカいんで心にも結構余裕があるというか。試合前にしてはだいぶ元気な方ですね。何より心がめっちゃ元気です(笑)



相手に付き合うのではなく、本当にプロとしての試合を魅せられれば


Q)AJKNに今回出場するにあたって、K-1グループ外ではありますが勝利すればプロとしては初めてのタイトル獲得にはなります。何かそのことに対してのモチベーションだったり、ワクワクはありますか。


拳成)ベルトを獲れるチャンスというのはやっぱり嬉しいです。アマチュアの時にベルトに関わるような試合にあまり出ていないっていうのもあるんですけど、僕はアマチュアから含めてK-1甲子園しか獲っていないので、ベルトは取れれば一つの形になるので嬉しいですね。



Q) 目に見える形で評価されてるというものですもんね。


拳成)初めて出る団体でタイトルマッチを組んでもらえるとは思っていなくて、正直一戦、二戦挟んだ上でのタイトルマッチになるだろうと想像していたので運営の方々に感謝していますし、その分やらなとも思っています。



Q)今回の試合の中でのテーマはありますか?


拳成)K-1ファイターということで、ベルト獲って、勝って当たり前と期待されてる部分はあると思うんですけど、そういうことを意識するのではなく試合の中の全てで圧倒したいです。



Q)あくまで場所だったり、『K-1ファイター』という肩書に気を取られるわけではなく、シンプルに試合と結果で示すって感じですね。何か相手の森本選手については何かイメージとかはありますか?


拳成)ヒロくん(同TEAM3K所属の横野 洋 選手)が8月11日に試合をした時に同じ興行に出ていたのでその時見て強くはないなと感じたんですけど、強いところはしっかりあって、ガンガン前へ出て思いっきり殴って、何より負けなしで全試合KO勝ちしている選手ということで自信にみなぎっているんじゃないですかね。向こうは思いっきり蹴って殴れば勝てるやろ、くらいで考えていると思います。

ただ僕はデビュー戦以外は結構ずっと格上とばかりやってきて、勝ったり負けたりを繰り返しているんですけど、そこでいろんな経験は積んで強くなってきたので、その差は普通に見せられると思います。



Q) ただ前に出るだけじゃやっぱりプロは勝てないよってところを見せる試合にするんですね。


拳成)思いっきり蹴って、思いっきり殴って勝てるんやったら僕無敗ですよ(笑)



Q)確かに、パンチ1発の威力が全然違いますもんね。


拳成)だからそこに付き合うのではなく本当にプロとしての試合を魅せられればと思っています。



Q)最後に応援してくださっている方々へ一言いただけますか。


拳成)前の試合で計量オーバーをしてしまって期待を裏切ってしまう形となり改めて本当に申し訳ありませんでした。

試合が終わった後にいろんな人に声かけてもらって、本当に応援されていることの力を感じたというか、昔からずっと応援してくれている人ばっかりなんですけどその人達に2年ぐらい僕は姿を消してしまった中で、復帰戦でああいうことしてしまって…。

それでも応援しているよと声を掛けてくれる人ばかりだったので本当にありがたいし感謝しかないんで、勝って喜んできちんとベルト巻く姿を見せたいと思います。




*インタビュー実施の9月2日時点






本インタビューはロイヤル・パートナーである 株式会社河村物流 様と 松本機工 様の提供でお届け致しております。

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